『ニート・オブ・ザ・デッド』

NEET of the Living Dead

『ニート・オブ・ザ・デッド』NEET of the Living Dead南木顕生Akio Nanki
2015年 / ニート・オブ・ザ・デッド製作友の会 / カラー / 38分 脚本・監督・プロデューサー 南木顕生 監督補 小原直樹 助監督 田中貴大 製作 渡邊宙子 守上剣一 撮影 吉田康弘 音楽 mojin J.S.バッハ 録音 小野翔悟 編集 蛯原やすゆき
出演 筒井真理子 木下ほうか 金子鈴幸 吉田達 ホリケン。 白河理子 宮脇桃子 白石晃士

脚本家として活躍し、2014年に急逝した南木顕生唯一の監督作。引きこもりの若者、冷めた夫婦関係、介護など日本の家族問題をゾンビ映画に絡めた短編であり、第10回大阪アジアン映画祭で上映されて注目を集めた。主演は『淵に立つ』『よこがお』で数々の賞を受賞した筒井真理子と、『空飛ぶタイヤ』『事故物件 恐い間取り』などの木下ほうか。

倉持家は寝たきりの祖父・建造(吉田達)を介護しながら暮らす3人家族。外の世界はゾンビがはびこっている。家には食料もあるし大丈夫、と慢心していた父・康彦(木下ほうか)であったが、建造と引きこもりの息子・伸也(金子鈴幸)がゾンビになってしまう。母・早苗(筒井真理子)は家で世話をしようと持ちかけるが、康彦は伸也を外に出すことを提案する。2人の口論はやがて建造の世話や伸也の育て方、家族関係にまで発展してゆく。