モダン・ラブ


モダン・ラブ福島拓哉

2018年 / カラー / 115監督・脚本: 福島拓哉プロデューサー:本井貞成、岩本光弘、福島拓哉撮影監督:木村和行撮影:難波俊三、川口紘照明:高橋拓サウンドディレクター:田中秀樹美術:安藤秀敏、菊地実幸衣装:森美幸、増渕麻衣ヘアメイク:榎本愛子VFX:菊地実幸助監督:渡辺イチ制作主任:板部文音楽:トルコ石、河原弘幸(floating mosque)配給・宣伝:P-kraft宣伝協力:Tokyo New Cinema協賛:メディックメディア、PARIBAR製作:P-kraft、ラフター

出演:稲村梓高橋卓郎芳野正朝今村怜央佐藤睦ヤン・イメリック川瀬陽太町山博彦大木雄高園部貴一草野康太

東京国際映画祭ほか世界各国の映画祭で絶賛、全国公開された『アワ・ブリーフ・エタニティ』の福島拓哉による、愛する者を失った女性の心の揺らぎと葛藤を描いたオリジナル長編作品。撮影は東京だけではなく、スペイン、カタルーニャ州でも敢行された。

東京、現在。

NASAが太陽系内に生命体が存在する可能性のある新惑星・エマノンを発見したと発表。

衝撃的なニュースは世界中を駆け巡り、新惑星ブームが到来する。しかし人々の盛り上がりと裏腹に、異常気象が頻発するようになる。

旅行代理店でアルバイトをしながら、大学で理論物理学を専攻している大学院生・ミカ(稲村梓)は、5年前に失踪してしまった恋人・テル(高橋卓郎)のことが忘れられない。彼女は一見普通の大学院生だが、出会い系アプリで男を漁り孤独を埋めつつ、妄想でテルと会話している。そんなミカの様子を、親友のゲイ・シゲ(芳野正朝)や、研究室の先輩・高山(佐藤睦)は心配している。

ある日、ミカは発作的に既視感を覚えるようになり、もう一人の自分と出会ってしまう。互いに驚く二人のミカだが、どうすればいいかわからない。テルの親友・バード(今村怜央)に相談しに行くと、さらにもう一人のミカが現れ、それぞれが本来は違う世界線に存在するミカだということがわかる。パラレルワールドが交錯してしまっているのは、エマノンの影響かもしれない、とバードは語る。

テルが失踪した世界のミカ、テルと出会い恋が始まる世界のミカ、そしてテルが既に死んでいる世界のミカ。三人はそれぞれの人生を変える選択を迫られる…。